築90年を超えた貴重な文化遺産の存続
【 鹿児島県】 県教育会館維持財団 鹿児島県教育会館売却
県教育会館維持財団は、旧藤武邸の民間事業者への売却・保存の流れを受けて、解体の方針から一転、鹿児島県教育会を売却・保存に舵をきり現在、購入希望の民間事業者を捜している。
売却公表から現在までに5団体が興味を示し見学に訪れている。同財団は、可能な限り長く建物を維持・活用することを条件に売却先を決める予定。
同財団は、県教育会館と合わせ、近隣にあり現在駐車場などして使用している別の用地も合わせて売却を予定としている。
◆鹿児島県教育会館
「鹿児島県教育会館」は、昭和3年に建設が決まり昭和5年に起工、昭和6年に完成した近代化遺産的な鉄筋コンクリート造3階建ての建築物。
旧藤武邸と同様、太平洋戦争末期の鹿児島大空襲からも倒壊を免れ現在では戦前の建築様式を伝える築90年越えの貴重な建物となっている。
◆概要
◆鹿児島県教育会館の移転
移転先は、下竜尾町で現在建物の設計を進めている。2024年5月にも着工し、2025年4月ごろの完成を予定している。現在の建物に入居する県教職員組合や県民教育文化研究所の7団体がそのまま移る。用地購入には、旧藤武邸の売却費を、建築費には同会館の売却費を充てる。
◆関連情報リンク
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